【あなたはほんとうによくやっている】

【あなたはほんとうによくやっている】
日本中の人が
いえ、世界中の人が
いちばん必要な言葉
それが
「あなたはほんとうによくやっている」

これではないでしょうか。
朝目が覚めてから夜眠りにつくまで
あなたの脳は動きっぱなしなのです。
今、この1分1秒が
少しでも無駄がないように
少しでも何かが向上するように
一歩でも前進するように
誰かが不快な想いをすることがないように
考えて考えて考えて
動いて動いて動いて
そして想うことは
いつも
「私は、まだまだだ」

子どもの頃は親に褒められるには
どうしたらいいかと考えて
学校へ行ったら叱られないように
褒められるように勉強したり
スポーツしたりボランティア活動をしたり
大人になってからは仕事をし
家庭を持ったら家族のために
どの場面でも
自分よりもどちらかというと
周りの機嫌がよくなるには
どう振る舞うのがいいのだろう?
少しでも何かよくなるために
私は今、何ができるだろう?と
頭とカラダを動かし続け
自分を大事にするなんて
自分をよくやっていると褒めるなんて
これっぽっちも考えないで

いやいやその前に
自分という存在が
「存在してていいんだろうか?
こんなに役に立ってないのに?」
というくらい

自分を認めることさえ
許さないで
自分を「まだまだだ」と叱咤激励しつづけ
追いつめ続け
疲れ果てて眠るまで
走り続けている
私とあなた

走り続けて立ち止まることも少なく
ひとつひとつ味わうよりも
飛ばすようにしてきた子育てで
一番割を食ってきたかなあと
だから日がな一日暇さえあれば
ゲームに浸かっている三男に
「私の子育てはあまりよくなかったねえ」と
ふともらしたら
ひとことこんな言葉がかえってきた
「元気に育ってるんだから
子育て間違ってないよ(^^)b」

まさか子ども本人に言われるとは想わなかったけど(笑)
「ボクは黙ってるけど
いつもみんなを見ていて
人が何を考えてそう言っているのか
次に何を言うのか
そして自分はどう言おうか
いつも考えている」
絶句しました。
長男・次男に比べると
表情も変えず
学校でも家でも淡々と
何を言われても馬耳東風で
「気配を消している」
「忍者」と呼ばれていた彼が
じーっと周りを見ながら
ここまで成長していたことに
驚きました。
そして私が想ったのは
 
 
「この子が自分が元気に育っているから
私の子育てを間違ってないと肯定してくれたように
私もこの子を肯定しよう
私自身も肯定しよう
私はよくやってきた、と」

私が私を「まだまだだ」と
叱咤激励して走り続けていては
あなたを誰も「よくやった」と
認めてあげられない。
心のブロック解除は
ここから始まるのです。
「あなたはほんとうによくやっている」
ほんとうだよ。
 
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