イギリスのEU離脱とハリー・ポッターに観る「言葉のチカラ」のブロック解除【栗山葉湖のRelease&Change】

おはようございます、
栗山葉湖です。

昨日はイギリスのEU離脱で
大揺れの世界でしたね。


先日このメルマガで取り上げた
ジョー・コックス議員の事件で
一旦残留派が盛り返すと
想われていましたが

結果は両者の差が開かないほど
競り合ったものの
大嵐の悪天候の中
離脱派が過半数以上を勝ち取った。

実際の離脱までには年数もかかり
離脱後のイギリスと
他のEUの国々
また、そのイギリスとEU加盟の国々と
お付き合いしていく私たちが

どのような関係になっていくのか
混迷していますが

世界から大きな変化が見える
今年だからこそ
変化を怖れるだけでなく
大きな成長への足がかり

していきたいですね。

そのイギリスを舞台として
全世界の子どもも大人も
夢中になった物語
ハリー・ポッターの映画を
ちょうどテレビが放映していました。

私は普段テレビを観ることが
あまりありません。

決まって観ている番組もなく
地方に行ったり
自宅を離れている日も多いので
意識をしないと
なかなかテレビを観ることがありません。

それで面白いのは
パッとつけたときに
「ここ観たかった!」
「これ観てよかった!」の場面を
なぜか観てしまうこと。

昨日はたまたまつけた時間が
「ハリー・ポッターと
死の秘宝」
のラスト近く

闘いの末、瀕死の状態にあるハリーが

ハリーの尊敬する
既に亡くなっている校長先生
ダンブルドアと

天国の駅のような場所で
語りあうシーンでした。

敵、それも自分自身がその一部を
身に抱えていると自覚した状態で
死にそうなほど
ギリギリのところにいるハリー。

出会えると想っていなかった
もっとも信頼し尊敬する校長先生に
「助けてほしい」と懇願するハリーに

「助けてはやれぬ。
ハリー、君は素晴らしい。
なんと、勇敢な男じゃ。
さぁ、行こう。」
とダンブルドアは促します。

ダンブルドアはこのように続けました。

「ホグワーツ(魔法使いの学校)では
助けを求める者にそれが与えられる。

わしは昔から言葉を操るのに
たけておってのう。

言葉とは、
言わせてもらうならば、
尽きることのない
魔法の源
じゃ。

傷つけることも
癒すことも
できる力がある。

今わしは・・・
先のセリフを修正するとしよう。

ホグワーツでは、
助けはふさわしき者に与えられる。

憐れむべきは死者ではない。
生きている者じゃ。

とりわけ、
愛なくして
生きている者達じゃ。」

ハリーは叫びます。

「先生!これは現実なんですか?
僕の頭で起こってること?

」

ダンブルドアは答えます。

「もちろん君の頭で
起こっていることじゃ。
だが現実でないとは限らん。
」

この物語は何作にもわたる長編ですが
ダンブルドアでは他の場面でも
このように語っています。

「(魔法使いでない)
人間にも使える魔法が
何かわかるかね?」

ハリー「いいえ」

ダンブルドア「言葉じゃよ。
言葉は人を傷つけることも
できるが癒すこともできる」

とハリーに言っています。

言葉とは尽きることのない
魔法の源
傷つけることも癒すことも
できる力がある。

憐れむべきは死者ではない。
生きている者。
とりわけ、
愛なくして生きている者達。

こころを射抜かれたような気がしました。

物語の世界であっても
ひとの現実を言い当てる言葉に
出会うことができる。

私たちはどんな言葉を使っているだろう
どんな言葉で頭の中の現実を創り出し
どんな言葉で気持ちの整理を
しているだろう

他人を表現、評価するときに
どんな言葉で片付けているだろう

 

その言葉は果たして
真にその姿をとらえているのか?

その言葉でくくってよいのか?

あらためて「言葉のチカラ」
考えたいと想いました。

 

EUから離れたいと
想うようになった人たちが結束し

残留を選ぶ人よりも
たくさん投票するに至ったのも
「言葉のチカラ」がはたらいたはず。

 

なぜヨーロッパはEUを創ろうとしたのか?
どんな世界の姿を目指したのか?

そして一度はEUが始まり
このイギリス離脱まで
離脱しようとする国はなかった。

そしてなぜイギリスは
ここまで離脱したい!
の気運が高まったのか?

 

頭の中で描いている
言葉による世界のイメージ
人への思い込みや結論(決めつけ)
そこから導き出す思考や論理

 

すべて「言葉のチカラ」に
かかっていると言えないでしょうか。

 

言葉は尽きることの亡い魔法の源
傷つけることも癒すことも
できる力がある。

 

憐れむべきは死者ではない。
生きている者。
とりわけ、愛なくして生きている者達。

私もあらためて
「言葉のチカラ」を意識しました。

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