「自分を殺して生きる」ことと◎◎を引き換えにしている「公務員」の心のブロック解除【栗山葉湖のRelease&Change】

おはようございます、
栗山葉湖です。

もし前の記事も読んでみたいと想ってくださった方へ
バックナンバーはこちらです。
https://www.agentmail.jp/archive/mail/146/445/

昨日から公務員ならではの
心のブロックの話をしています。

公務員と言えば
日本では今
「憧れの職業」

「自分の子どもを就かせたい職業」
のひとつではないかと想います。

「誰々さんのお子さん
公務員になったんだって」と聞いたら

お役所勤務だろうが
学校の先生だろうが
警察官だろうが
消防士だろうが

高卒、大卒、一種、二種
（そういう区分があります）
だろうが

世のママたちはおおかた
「それはいいわね〜」
「うらやましいわ〜」
「どうしたらそんなお子さんに育つのかしら〜」

とため息まじりに
羨望の声をあげるでしょう。

その理由は明らかに
「（よほどのことがなければ）クビにならない」
「お給料が安定している」
「身分がしっかりしていて信用される」
「年金がちゃんともらえる（だろう）」

まあ、この理由の根っこは

断言しましょう

「お金のブロック」です。

前述したように
「公務員」と言っても
色々な区分に分かれた
職業なので

その職業に就く動機は
様々なのですが

そして純粋に
「公務員」という身分や
「給与や身分の安定」という
側面ではないところに

その職業に就く意義を見いだして
目指し就業している人も
いるのですが

職業的にどんなに純粋であっても
この「お金のブロック」が
抜き難い無意識の底に横たわっている

それが「公務員」という社会です。

クビにならない
定年まで勤められる

というのは裏返せば
一旦公務員になったら
定年までウン十年人生を捧げるので

何年も公務員をやっていると
「もしこの職業を失ったら
他の世界では生きていけない」
という観念を持つようになります。

ちなみに国には「公務員法」という
法律があり（正確には
国家公務員法と地方公務員法に
分かれています）

すごく平たく言うと
「あなたたちは世間の
一般の人と違って

公に奉職（ほうしょく）
している人なんだから

一般の人には知り得ないような情報を扱ったり
自分の意思であろうがなかろうが

お上、として振る舞わなきゃいけないんだから
何があっても仕事優先
自分を殺して生きていきなさいね。」

（当たり前ですが
災害があったりしたら
「出動」するのが公務員であり

そのとき私（わたくし）の
事情や都合は全部置いておかなければなりません。）

さて、「公務員なんだから当たり前じゃない」
と公務員以外の方には
なかなか理解されないであろう
「公務員の中の世界」ですが

「一生自分を殺して生きていかなければならない」と
「身分と給与」を引き換えにしている

がベースになっている
「欲と損得の渦巻く人間社会」
と説明させていただきましょう。

こういうところでは
何が起きるか？というと

公務員という社会

実は「責任の所在」が
非常に曖昧です。

何せ雇用主であり
最終判断を下すのが
「国」や「県」だったりするので

動いていたり
対応しているのは全部「人」なのですが

対応する相手である
市民の皆様の
「なぜ？」
「どうして？」
に対して

「決まっているから」
としか答えようがない

逆に言うと公務員側からすると
「私もそれ変、おかしいと
想っているのよ」ということを
言えない、想っていることさえ
表明できない、となります。

「あなたじゃ話にならないわ
上の人を出して頂戴」となったら
「はいはい〜」と上司に振り
または他の部署にまわす

そうこうしているうちに
「何が問題だったのか？」
という意識が個人レベルでは失われていき

物事を期日通りに決定できなくても
前例、慣習通りに
ツッコミどころのないような
（逆に何言ってるのかわからない）
文書を出して夜になったら職場を後にする

実際は職種によって
そうとばかりも言えませんので
このメルマガは「公務員」の方からも
反発を受けそうですが

底に横たわる「空気空間」には
こんなものが色濃く反映しています。

「自分には決定権がない」

責任をとる方法は辞職しかないので
通常は責任をとる
事由がなくなっていきますから

「責任をとる
とり方もわからないし
とるのも怖いし

従って何かを断言したり
意見そのものもはっきりさせることが怖い」

という「心のクセ」がついていきます。

マインドブロックバスターに興味をもたれ
実際にマインドブロックバスターの
技法を身につけられる公務員の方が
なぜ多いのか？

そう心のブロックは
「怖れ」でできていますので

「怖い」という無意識が生まれやすい
土壌で生きている
公務員の方に響くのでしょう。

この話は明日以降もまだもう少し
続けますね。

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